TERREM NEWS:2009 AUTUMN & WINTER START SOON... - news

2009.10.05

TERREM NEWS:2009 AUTUMN & WINTER START SOON...

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2009 Autumn & Winterの生産風景です。

検品のため提携工場にやってきました。ものづくりはオートメーションに進められるものではなく、必ず人の手が必要になります。
スニーカーもそうです。それは型に流し込んで3秒でポンッ!と出来るものではなく、ひとつひとつ現場の責任者が各セクションに指示をします。革、生地、裏材、鳩目、糸、芯材、木型、中底、底、糊材、靴紐、織りネーム、紙。私たちのデザイン指示のもと資材の調達をします。
スニーカーを作る素材の種類は約30種類から構成され、それを加工するための大掛かりな機械が10種類以上あります。現場の担当者がそれぞれ資材を調達し、検品を重ね、生産ラインに落とし込んでいきます。生産過程の中には時に様々な問題が発生することがあります。それは自分たちでは予期できなかった単純な事や、あるときは国が関係してくる事態など。その問題を細かく検証し、徐々に解決していき、徐々に資材が集まり、各パーツが重なり、履物の全体像が見えてくる事でやがて商品と呼ばれるものになります。世界経済がデフレになる事でものに対しての価値がどんどん下がってきていますが、世の中に役に立つものや、必要なものは必ず人が考え、人が動き、人が機械を動かしているという事は今後も変わらず続いていく事でしょう。責任感を持った人が作る商品には価値があると考えます。それは大掛かりなもことでもあり、人々がこれは必要だと思う事や、楽しいと感じる感覚がある限り、なくなる事ではないでしょう。そのような中、Terremも変わらず、また次のあらたなものを発案し、一つ一つ丁寧に商品を作る事を目指し、世の中に送り出していくことでしょう。



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